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マリリの旅inドーンガード! 第六話 [燃えろよー燃えろーよー]
- 2018/01/29
- 14:07

マリリ「・・・」

???「アンタら・・・何で・・・・」
・

マリリ「おねえさんだれぇ?」
サリ「・・・・誰です?」
クレス「どこのどいつだ」
完璧に覚えていなかった。

ダリア「はっ?!あたしだ!ダリアだ!!!」
マリリ「・・・・ダリア・・・」
サリ「誰ですっけ?」
クレス「知らん」
ダリアは何だかよくわからない感情になり思いっきり叫んだ
ダリア「ヌォァァァァッ?!」

と悲しいやら悔しいやらの気持ちを込めた叫びを聞き、クレスは面倒くさそうに容赦ない一言を浴びせるのだった
クレス「第一、そんな有象無象の襲撃者を覚えていた所で何の意味がある?」
ダリア「有象無象って!あたしはおにぃと来てた!!」
クレス「興味ない・・・」
バッサリという表現がここまで似合う言葉を吐き、それを聞いたダリアは少しだけ沈んだ声となった
ダリ「うぐっうぅ・・・」
サリクスはバッドタイミングで思い出すのだった
サリ「・・・あっ!マリリさんに蹴り入れられた人ですねっ!目つきが全然違うので思い出すのに苦労しました」
マリリ「・・・・・・・あ」
マリリは非常に冷たい目となった。その目に圧倒されたのかダリアは怯え始める
ダリア「あっ・・えぇ・・」

マリリとサリクスに近づいたクレスはマリリを落ち着かせる
クレス「マリリよ、ただの狼だ放っておけ・・・」

ダリアはその隙に砦を出ようとするが、
何かを踏みつけたダリアは体が縮んだように砦が大きく感じた。

ダリ「・・・あれ?」
・
うさぎになったダリアがいた

ダリ「ナンダコレーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
そのダリアの悲鳴に悪どい笑みを浮かべたクレスはクスクス笑いながら

クレス「まさか馬鹿正直にすたすた歩くとは思わなんだ・・・」
ダリ「はっ?!」
ダリアは鼻をヒクつかせながら、おそらく動揺しているのだろう。ライラックはそんなダリアに残酷な事を告げる。
ライラ「魔術師なのですよー?どこかにルーン貼っていてもおかしくないのですよ~?まさか知らなかった・・なぁ~んて言いませんなのですよね?」
ということなのだ、あの言い合いの最中クレスは静かに呪文を唱えていたのだ、ウサギに変える罠を張ったのだ、馬鹿正直に行ったダリアは呆然とした。
ダリ「・・・・」
サリ「まさかダリアさん・・このまま放置という・・?」

するとマリリはダリアを抱き抱えて、顔を擦り付けた
マリリ「かわいいー(*´∀`*)」
ダリア「あんぎゃあああああああ!!!助けてぇぇぇぇ!!おにぃぃぃぃぃい!!!!」
マリリ「スリスリ(〃'ω'人;ω;〃)スリスリ」
その後持ち帰り、リフテンにたどり着き、宿に居た。

マリリ「ダリアちゃん、戻っちゃったね」
サリ「戻らなきゃ面倒な事になりますからねぇ・・・・」
ライラ「ですが・・・・」
と苦笑するライラックの横には

ダリア「あたしの服はどこだーー!!!!!?」
変幻したときに服が脱げたらしく しまいにこの四人組は気付いておらず拾ってないため
ダリアは裸でいたのだ
マリリ「わかんない」

クレス「そのまま蛮族らしく生まれたままの姿でおればいいではないか」
ダリア「ノルドが全員裸で暮らしていると思うなぁぁぁ!!!」
ダリアは涙目で叫ぶのだった、さすがに可哀想だと思ったのかマリリがライラックに一つ質問をするのだった。

マリリ「あっ!ライラちゃんが昨日の宝箱でぼーぐとか入ってなかった?」
ライラ「あー・・・・あるにはあるんですけどぉ・・・・」

ダリア「着れるもんあるのか?!なら着るぞ!」
ライラ「何ででも・・・?」
ダリア「おう!」
ライラ「・・・・」
サリ「言質はいただきましたね」
・
・
・
そして20分後




ダリ「・・・・・・ナニコレ」
なんとも言えない防具に身を包んだダリアはポカンと口を開ける

ライラ「なんか・・・その・・・とりあえず東方風の鎧みたいなんですよ・・・忍者というかアサシンといいますかぁ・・・ははは・・・」
ダリ「だからってさ・・・その・・尻が・・・・」
その姿を見てサリクスはマリリを抱き抱え、自分の体でダリアを見せないようにし クレスは興味ないのか本を見ていた
サリ「マリリさんには・・・その・・・」

マリリ「??おにいちゃん?どうしたのー?みえないよー」

サリ「ダメです!!目に毒ですうううう!!!!」
マリリ「あう?」
ダリア「人を毒物みたいに言うんじゃねぇぇぇぇええええ?!」

叫びが飛び交ううるささにクレスは痺れをきらし、大声を張り上げた
クレス「えぇい、うるさいぞ貴様ら!というかサリクスよ!どうせ見ることになるのだ降ろしてやれ!」
サリ「も、もしもああいうのが好みになったらどどどどうすれば?」
クレス「この程度で涙目になるでない・・・・大丈夫だマリリはどちらかというと露出は低いのが好きだ」
サリ「し、信じますからね」

ライラ「しかし、その寒そうですよねぇ・・・・」
ダリア「いや・・別に寒かねぇけど・・・・」
ライラ「・・・・」
サリ「・・・・」

周囲に風が拭く、クレスは呆れを含んだ笑みでダリアを笑った
クレス「・・・さすが野蛮人、ここまでくれば賞賛をしたくなるな」

ダリア「うるせぇ!ノルドだからなの!お前もそうだろ!死霊術師!」
ダリアはそういいサリクスに同意を求めるがサリクスは、困ったような顔をした。

サリ「あー・・・僕はノルドではあると思うんですけど・・・・さすがにそういうのはちょっと・・・」
言いながら、後ずさっていくサリクス。
ダリア「言いながら距離を離すなー!余計傷つくわ!!!」
このやりとりをただ聴いてるだけだったマリリは、ダリアにひとつ質問した
マリリ「?おにいさんは?」
ダリア「ほえ?」

そうあの時襲撃したときにダリアを守ろうとした男性の事だ

マリリ「いたでしょ?あの時、ダリアちゃんをまもってたあの・・・もひかんさん」
ダリア「アレはモヒカンじゃないから!オシャレだよ!!!」
マリリ「ふぅ~ん・・・・でそのモヒカンさんは?」

ダリア「あくまでもモヒカンって通したいんだなオマエ・・・・」

ライラ「本当そういところは師弟そろって似てますよねぇ・・・・」
それを聞いたクレスは吐き捨てるかのように
クレス「エルフが有象無象の人間の名前を覚えた所で何の意味もないからな」
ライラ「(と、言ってますがサリクスさんの名前は覚えてるんですよねぇ)」
クレス「後、マリリは興味のない対象の名前は覚え切れんだけだ」
ライラ「ですよねぇー・・・・」

ダリア「おにぃも今は関係ないの!!とりあえず!あたしは飯を食べてくる!!!」
ダリアはプリプリと怒りながら、階段を下りていった

ライラ「なんか怒っちゃいましたよ、マリリちゃん」
マリリ「なんでかな?」
サリ「あはははは・・・・」
だがダリアの降りていった方向を見るクレスはひとつ疑問を覚えるのだった
クレス「(アイツの匂い・・・・薄らだが吸血鬼の臭いがする・・・警戒しておいて損はないな)」
・
・
・
翌日
クレスとライラックの仕事まで時間があるというので買い物にきた兄妹は、色々見回っていた
そんなときに、声が聴こえた

衛兵「いや~いい姉ちゃんだな・・・・」
衛兵に口説かれている、赤い髪のエルフがいた
赤髪のエルフ「・・・っ」
衛兵「なぁこれから、俺は休憩なんだよ・・・どうだ金は払うから付き合ってくれよ」

「すいません、迷惑なので」
衛兵「話ぐらい聞いてくれよ」
衛兵「なぁ・・っt」
マリリ「エルフのおねえさんきれいー」

とマリリが空気を読まずにエルフの少女を見上げる
衛兵「おい、餓鬼ちょ~っと退いてくれ」
マリリ「え?やだよ、おじさん?」
衛兵「んだと・・・・」
「何をするのっ?!」

衛兵が振り上げた手は下ろされることはなかった、むしろギリギリとサリクスに掴まれていた
衛兵「ひっ?!」

サリ「僕の妹に何か?」
衛兵「るせぇっ!!!離しやがれ!!」
その声を聞きサリクスは口元をゆっくり歪めはじめた、それに応じてなのか街の空気が冷たくなったようなした。


サリ「子供に暴力振るう人って・・・最低ですよね・・・・!!」
と言ったサリクスは絶対零度の微笑みをしながら腕を強めに握り締めた、衛兵の表情が青白くなった瞬間サリクス腕を離した。
衛兵「ひっ・・・・・ひぃぃぃぃ!!!!!!」

恐れをなした衛兵は慌てて走り去った。それを冷たい眼差しで見ていたと覚えば表情を変え、おちゃらけた感じとなった。

サリ「アハハハハハハ・・・・そんなに怖かったんですかね?」
マリリ「おにいちゃん・・・かっこよかった!」
サリ「そ、そうですか?」
マリリ「うん!」
「あ・・・あの」
アグ「ありがとう・・・・私、アグリって言うの」
マリリ「なにかしたっけ?マリリ」
アグ「だってさっき来なかったら・・・・」

マリリ「マリリはおねえさんの髪の色がキレイだなーって思っただけだよ」
アグ「あ、そう・・・そうなんだ」
サリ「まぁマリリさんですからねぇ・・・・」
マリリ「まぁよく分からないけど、アグリおねえちゃんがにこにこしててあんしんだね~」
アグリ「あの、あなたたちは一体なにしている人なの?」

サリ「えっ・・・えっと僕らは・・・・」
サリ「一般市民Aでーす!」
マリリ「でーす?」
アグ「嘘つけェッ!!」
サリ「ナイスツッコミ~(騙せませんよね)」
マリリ「マリリたちはね、ホワイトランから旅してきたんだよ~」
アグ「へぇ、兄妹で冒険家してるんだ」
サリ「あー冒険家ではありませんよ、ただの家族旅行みたいなモノです。そういう貴女は?」
サリクスはクレスが聞いたらすぐさま訂正しそうな事をにこやかに言い放ち、マリリもうんうんと頷いたのだった。
アグ「私は、トレジャーハンターをしているの!イイお宝がないか探しに来ていたの!」
アグリの一言でマリリの頭上で豆電球が光ったようにも見えるぐらいパァと何かを思い出したマリリはライラックを思い出した。
マリリ「とれじゃー・・・ライラックちゃんと一緒だね~」
アグリ「同業者のお知り合いがいるの?」
マリリ「うん!マリリのいちばんのともだち!」
アグリ「へー・・・ギルドにはその子の名簿なかったような・・・・」
マリリ「ぎる?ぎるど?」
サリ「ギルドはそうですねぇ…わかりやすく言うと、トレジャーハンターのならトレジャーハンターが欲しい情報が載せられていたり・・・・お仕事がもらえる・・・って感じですかね?」
マリリはへーっと言った、マリリにとってそんなにギルドというのには興味はわかなかったようだ。
アグリ「まぁ・・大体あってるかな?」
まぁまぁ当たってるサリクスに苦笑いしながら頷くアグリだった。次の瞬間サリクスは「あっ」と言ってアグリに軽く会釈した
サリ「あっ、お買い物のつづきしませんと」

マリリ「そうだったね!またねアグリおねえちゃん!」
アグ「ま・・・またね?」
その頃、
クレス「おい、狐」

クレス「貴様の仕事は具体的に何をするのだ、窃盗の手伝いとあらばせんぞ」

ライラ「いや・・・本当のお仕事はギルドの人たちの本音やリーダーのメルセルの情報を調べるだけなのですよ、ですけど、盗賊ギルドのお仕事ではとある農園をえーーーと・・・確か蜂の巣燃やしてこいって言われて」
クレス「で、意外と見張りの人数が多くて不安になったと・・・・・」
ライラ「うぐっ心読みましたね・・・・」
クレス「それであったら、薬を頼めば良いではないか」
ライラ「道中を歩いている時に思い浮かびましたよ・・・・;」
クレス「阿呆め・・・・」

と言い合っている最中にクレスはスジャンマを飲んでいて、スジャンマの便が散らかっていた
ライラ「ぎゃーーーーーー!!!サリクスさんにおこられますよー!!」

力なく笑うクレスは、一個グイっと飲んで
クレス「買い物には時間がかかるだろう、その間に掃除すればよい・・・」
と言ってまた瓶の蓋を開けようとした次の瞬間

サリクスは見ていた
マリリ「・・・・」

ライラ・クレス「・・・・・・あ」

サリクスは肩を震わせ、まるでドラゴンボーンかのような叫びを上げた

サリ「貴方って人はぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」
しばらくして
クレスに説教を行ったあとは、リフテンの外へ出た
リフテンは現在濃霧が広がっており、真っ白といっても過言ではなかった。


アリンゴスの農園前にたどりついた一行
ライラ「で?ここで何をするのです?火矢でも?」
サリ「でも、届きますかねぇ?」
マリリ「わくわく、どきどき~」
クレス「何、油も用意しないでいい簡単な燃やし方だ」

とクレスは呪文を詠唱しはじめた、クレスの体の周りに炎がまとわりつく

その炎がクレスの体を伝い掌に集まり、クレスはその掌から大きな火球を放った

クレス「燃えろ!!!」
火球は一直線に放たれたかと思うと、分離し農園が火に覆われはじめた




農園は大きな煙を上げた

二人「何やっとんじゃい!!!!」
二人は盛大にツッコミを入れた、ライラックとしては予想外でもあるため動揺が大きい
だが反してマリリは目を大きく輝かせ、飛び跳ねた
マリリ「すごいすごいー!!!」

クレス「面倒なのは燃やすに限る」
ライラ「滅茶苦茶だーーーー!!!!」
サリ「何自分いいことしたーみたいになってるんです?!もはやコレ蜂の巣燃やすじゃなくて」
サリ「壊滅ですよ?!」
クレス「貴様、ブラックブライアの蜂蜜酒は飲むのか?」
サリ「いや・・・あまり、どっちかっていうと・・・安物のハチミツ酒とワインですかねぇ?」
クレス「ならいいではないか、スジャンマの原料となるコムベリーが栽培されているとならば、手心は加えるぞ」
冗談っぽく言い放ち、踵を返す
サリクス「どこへいくんですか?」
クレス「この現状を知ってうるさく喚くであろうヤツのもとの精神を操作しにいくのだ」
と言ってスタスタ行ってしまったのをポカーンと見つめるサリクスとライラックだった。
・
・
・

メイビンブラックブライアは、地下室の一室から出て苛立たしさを隠さないでいた。
そのとき、メイビンの前にいたのは


黒衣の男は何も語らず、手をかざした。

するとどういうことであろう、メイビンの体は紅い靄がかかり、突如として怖気と目眩更には不快感
そして目が何も見えずにいた、そして徐々に頭の奥が痛み出しまるで頭を破壊されていく感覚に陥った。
メイビン「ガ・・・ア・・・・アガガガガガアアアガガガガッガ!!!!!!!!!!!!&%$’%##’!!!」

そしてその数時間たらずで、メイビン・ブラックブライアは発狂し奇声を上げ、その場から慌ただしく走り物が割れていく音がした、上の階では奇声と悲鳴が響いた。
男は退屈そうにそれを見。扉を見た、その中に入り込んだ
目にしたのは。

聖餐の儀式であった、闇の一党を呼ぶために必要な儀式として有名なそれを何故この女がしているのかと思考するが、メモ紙が捨て置かれていたのを拾った

あなたの民は信用できる人たちかと思っていました。黒き聖餐をおこない。それ相応の償いをし、辛抱強く結果を待ってきました、こんな簡単な暗殺もろくにできないのであれば、代わりにできる人を探します。この契約に取り掛かってください。今すぐに!
メイビン・ブラック・ブライア 」
と書かれていた

書かれた文章をみて男は鼻で笑い、煩わしそうに仮面を取り外した。
クレス「これで露見の危機は免れたか、まぁ効かぬ事を想定し毒を所持したが無用な心配だったか」
メイビンは恐らく蜂の巣が全焼された事を耳に入れ、暗殺を願い入れしようとしたのだろうとクレスは推測した。だが、それが叶う前にメイビンを幻惑魔法によって精神を崩壊し狂人とさせた。
クレス「(後学のためにマリリを連れて、練習台にすればよかったか・・・いや、あのハチミツ女の精神が脆すぎて話にならんな・・・・ちょっと幻惑でハルメアス・モラの幻影を写しただけのだが、脆い!脆すぎて笑い話にもならん。)」
更に
クレス「(まぁ、あの女はもう立ち直らんだろう・・・・)」
と考えながら、クレスは自分に透明化をかけ、悲劇が繰り広げられるブライア邸を横目で見ながら音もなく去っていった
・
・
・
盗賊ギルド
ブリ「おい!こ、小娘!どうなって・・・小娘はどこいきやがった!!!小娘ーーー!!!」

ライラ「ひぇぇぇぇ・・・・・」
盗賊ギルド幹部のブリニョルフの怒声を聞き、震わせるライラックはマリリがプレゼントしてくれた
音消しの薬を飲み、ギルドの本部からラグド・フラゴンへ抜け出した所だった。
ライラ「ララララライラは何もしてないのです・・・何もみて・・・・ん??」


と素早くその何かを抱え走り出した
クレス「あぁ・・・戻ったか」
マリリ「ライラちゃん、おかえりー」

ライラ「えぇ、報告書も配達さんに渡しましたんで後は帰るのみですよ~」
と疲れ果てたライラックはイスにどっかっと座ったあと盛大なため息をついた。
ライラ「もう疲れた~もうこんな仕事は受けないのですよ」
クレス「そもそもトレジャーハンターならばトレジャーハンターらしく遺跡荒らしでもしておれ良いではないか」
ライラックはぐぬぬと口を結んだ、マリリはクレスをじーっと見つめていた
マリリ「せんせ、いつものお洋服は?」

クレスがいつもの赤いテルヴァンニ様式のローブから青が基調のローブを身にまとっていた、不貞腐れ気味に呟いた。
クレス「シャワーを久方ぶりに浴びておったら、サリクスが洗濯するということで鞄の中に入れておったからだ」
サリ「当たり前です。ここ一週間服は全然変えてなかったんですから洗濯します」
クレス「死ぬわけではなかろうて・・・・」
サリ「衛生面です!」

言い合いしている二人を見ながらライラックは盛大なため息をついたのだった。だが宿屋の中がざわめきだしたのだった、

「メイビンが、発狂したんですって」
「えぇ何で?!」
「理由はわからないけれど、突然喚きだしたりおかしなことを言ったりして自傷行為にまで及んだらしいわ・・・」
「盗賊ギルドは混乱しているらしいわ、もう終わりよ」
「バチが当たったんだ!」
「でもあの女が精神崩壊なぁ・・・・農園全焼がそれほど手痛かったんだろうな」
噂話を聞いたライラックは非常に驚いた、なにせ自分がブリニョルフに絞られている間に起こったことなのだ
ライラック「あのメイビンが発狂・・・・?!それほどアレがショックだったんでしょうか」
マリリ「アレって?せんせがも」
うっかりマリリが暴露しそうだっため口を押さえ早口で給仕を呼びつけるライラック極めて明るいが額に汗が噴き出していた
ライラック「あー!マリリちゃん!飲み物飲みましょう!午後にはここ出発しますからねー!タレンさーん!ミルクふたつくださーい!!!」
遠くから「只今」という声が聞こえ、ライラックはマリリにしー!という合図を送るがマリリの顔には?マークが浮かんでいた。そしていつの間にか言い合いが終わっていた二人はマリリたち同様に食事をとっていた。マリリはチーズと鮭を口に頬張りながらふととある人物を思い出した。
マリリ「ダリアちゃんは?」
クレス「そういえば全然見かけんな」
興味なさげにパンを口に含んだクレスはパンを食べながら告げた。給仕のアルゴニアンがミルクをテーブルに置きながら

「ノルドの女の子なら、もう先に出て行ってたよ焦った様子だったが」
と教えてきた後スタスタと行った
クレス「焦った様子か」
「あぁ、「かかさま」とか言ってたのは聴こえたな」
ライラ「かか様・・・」
サリ「母親がいたんでしょうか?」
クレス「こちらには関係のないことだな・・・・」
母親の話題になったマリリは寂しげに呟いた。
マリリ「ママ・・・ママ元気かなぁ」
サリ「きっと 元気ですよほらお手紙も来てるんでしょう?」
マリリ「うん!研究もおおずめ?なんだって!おわったらホワイトランに今住んでいるおウチに住むって!」

クレス「まぁどうしても住みたいらしいからな」
サリ「住まないかって聞いたのクレスさんじゃないですか・・・」
ライラ「素直じゃないですよねl~ぷぷ」
クレス「撃つぞ!」
・
・
・
ウィンターホールド大学

ロザリーはマリリが書いた手紙を読み返してにこやかに笑っていた
ロザ「さ!早いところ終わらせないと!」
立ち上がり、図書館の書物を探し始めた、ロザリーの後ろに人影が
少女はロザリーに話かけた

???「もし・・・・」
ロザリー「えっ?何ですか?」
少女に乗り移った謎の化物はニィッと口を歪めたそれによってロザリーは今まで感じたことない怖気と寒気を感じた。

???「この”小娘”よりいい寄り代みぃつけた・・・・」
ロザ「?!」
続く
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